高橋宣光|Senko Takahashi
Edge-511R7
Edge-511R7
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Edge-511R7
40 x 40 cm , 2021
壓克力、畫布 | Acrylic on canvas
Edge-Flow:再生と変容
徐々に溶けていく輪郭を再認識する——境界が静かに緩み始めている。
自己と他者、感情と情報、内側と外側、すべてが交錯し曖昧になり、やがて新しい、名状しがたい風景が生まれる。「顔」という最も身近でありながら最も神秘的なモチーフを通して、変動する存在の「縁(エッジ)」を探求している。それは、形が消えゆく中でも現れ続けるもう一人の自己との対話である。
近年、私の創作は「Edge」(顔の具体的な形態)と「Flow」(動的で抽象的な流れ)が融合する領域に入った。現代社会では、美的基準と価値観が加速的に多様化している。かつて明確だった境界線——均衡と不均衡、意識と無意識、人間とAI——これらが融合し、新しい形態へと絶えず更新されている。ソーシャルメディアを通して、個人の自己は他者の中に徐々に溶け込んでいく。AIもはや鏡の中の幻影ではなく、私たちの生活と創造力に浸透する「実在」である。人工と非人工の境界線さえも、曖昧なグレーのグラデーションの中に存在する。
物心ついた時から、「顔」というテーマに強く惹かれてきた。顔は外界からの情報を受け取る「知覚の入り口」であり、内なる思考を映し出す「表現器官」でもある。現代において、顔は単なる外見の現れではなく、複雑なコミュニケーションの象徴であり、自己を定義する最後の砦である。「自己」と「他者」、「内側」と「外側」の境界が徐々に消滅していく中で、私たちは自己を構成する「輪郭」を保とうと奮闘する。
現代における真実とは、このような「流動する境界線」や「消えゆく輪郭」の中にこそ存在すると私は信じています。形が崩壊し、流れ始める瞬間に生まれる多層的な知覚、つまり絶えず変化する「境界」の状態を捉えようとしています。「顔」という窓を通して、この混沌とした時代に含まれる「再生」の情景を描き続けたいと思います。
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